社会生態学という視点

インターネット、デザイン、データ制作等の仕事に関わり、かれこれ25年経つ。
もう、四半世紀になるのかぁ…

その間、自身のスキルアップのため、様々な勉強会に参加したり、展示会や書籍で新しい技術・情報を収集したり、新しい人、特に業界で成功した人とのつながりに努めてきた。
しかし、少し前から、自分の今までの体験が少ない点による線、しかも短い線(笑)であると、なんとなく思えてきた。
(あくまでも、自分自身による「自分」への主観的な評価です)

決して、間違ったことをしてきたとは思っていないし、その体験は間違いなく自分にとって有益であったと思う。
でも、短い線であると感じる事実は、結局、それらに対して自分の強みを活かしきれず、また認識のズレがあったということなのだと思う。
そんな悶々としている時、ある言葉が目に止まった。ハッとした。
見慣れた言葉なのに、かなりの衝撃を受けた。

「社会生態学」という言葉である。

これは、ドラッカー先生が自ら考えだし自身を説明した言葉でもある。

自分の仕事である、Webもアプリも、デザインもコンテンツも、検索も広告も、マーケティングもイノベーションも、戦略戦術も、顧客も。

そして、仕事に活かす個人の強み。その組み合わせである企業の強み、製品開発、営業手法、組織、資源、人材、競合…
経営者の価値観もワークスタイルも関心も趣味も行動も。

時代の変化、変化の兆し、商品・サービスの陳腐化、予期せぬ起因も。その他諸々…

すべて「社会生態」の中に存在している。

社会は、いろいろな事象が形を変え複雑に絡み合い時間とともに変化する。
そして、様々な人が介在し、その人達の都合があり環境があり、これらに感情や思想が加わる。
昨日の正解が今日の不正解にもなる。明日また違う正解が現れたりする。
なんか厄介な世界だな。(笑)

社会ってそもそも、点でも線でもなく、時間とともにどんどん形を変えていく不定形な立体のようなもんだもんなぁ…

※ドラッカー先生は、社会のことを「特異な動物たる人間の環境」と言っている。
生態とは、「生物とその環境との相互作用を解明する科学」のこと。

Web業界という狭い視点ではなく、社会生態学という視点でWeb制作を考えると、どうなるのか。
そう考えると、自らの体験が、短い線ではなく立体的になるのではないか。と思える。
「社会生態学」かぁ…

社会って、知覚、捉え方で全然見方が変わってくる。
ドラッカー先生の言葉を引用すれば、

『コップに「半分入っている」と「半分空である」は、量的には同じである。だが、意味はまったく違う。とるべき行動も違う。世の中の認識が「半分入っている」から「半分空である」に変わるとき、イノベーションの機会が生まれる。』

本当にそう、そのとおりだ。

だから、必要なのは、
既知の情報、過去の成功体験に頼るのではなく、もっと言えば、昔の社会生態ではなく、
多様で多元的で、”いかなる変化・社会・状況・人”何にでも使える汎用的(普遍的)な考え(ツール)こそ成果を上げる手法なんだ。

あっ、これって、ドラッカーマネジメントのことだ。(笑)
書きながら気付いてる。(爆)

「社会生態学という視点で考えるWeb」というものを考える物好きがこの世にいるとすれば、
それって、自分なのかなぁ。(笑)
それを体系づけることが僕の仕事かな。(僕にしかできない仕事になればいいのだけれど)
と考えた、この2−3日でした。
ただ、「社会生態学」を熟知することだけでは何にもならないから、わかったことをどんどん使って、そこに、僕の強み、サラニのみんなの強みを組み合わせ、成果につなげる必要がある。

あれっ? 自分の強みってなんだっけ?
で、昨日、今一度、ストレングスファインダーをやってみた。
診断したTOP5を見て、ふむふむ、なるほど。

ある方からアドバイスいただいたとおり、
自分に必要であるもの、自身を奮い立たたせ変化させるものは、
「今の自分に持ち合わせていない、新しい知識、着想、組み合わせ」だわ。
ストレングスファインダー、お見事でございます!(笑)

新しい知識、着想こそ「社会生態学」ってことになるのかな。😊

先日参加した「ネクスト・ソサエティフォーラム2017」で、
佐藤等先生の「社会生態学」の講義を受けた。
楽しかった、おもしろかった、ワクワクした。
結果、間違いなく、僕自身に変化の兆しを感じた。
↑すぐ感動し感化されることも僕の強みです。もちろんマイナス的に捉えることもできますが、でもこれが嘘偽りない僕に備わった元々の資質で、変えようがありません。(笑)
この資質を強みと捉え成果につなげるツールがマネジメントってこと!

サラニを起業して11年目。
もっともっと変化して、より良い社会を作るために良い会社になりたい。

「みんなの強みを組み合わせて、もっと良い会社になろう!」
と今朝、サラニのみんなに話をした。みんなも笑顔だった。

何か吹っ切れたような、ワクワクするような気持ち。
もっともっと、更に更に(サラニサラニ)お客様と会社と飛騨をよくしたいな。