必要は発明の母ではないが、助産婦の役は果たす

「必要は発明の母ではないが、助産婦の役は果たす」
(〜 断絶の時代より 〜)

 

「何か新しい商品を開発しよう!」
会議の中でよく出てくるテーマですが、自分(自社)の中にある知識や情報だけを頼りに商品やサービスを開発することをドラッカー先生は良しとしていません。

このドラッカー先生の教えは、先に投稿したコトラー先生の以下の言葉、

『今現在は「何をつくるべきか」が答えである。何が売れるのか、作りたいものを作って、営業に売れ、ということではない。真逆なのだ。』

に通じます。

企業にイノベーションの機会をもたらす時(商品・サービスの開発など)は、既知の知識から起こるのではなく、外部環境で起こっている経済的な必要性と機会を知ることが先で、それを自社の強みを活かし、どのように体系付けて未来(明日の主力製品)を創っていくか…

「必要は発明の母ではないが、助産婦の役は果たす」という言葉の真意は、ここにあるのかなと思います。

ドラッカー先生は「(経営者は)表の風に当たれ!」と口を酸っぱくして言い続けています。
これは「企業は社会の中で生かされている」というドラッカーマネジメントの根本です。

まだまだ、ドラッカーマネジメントの修業の身ですが、
考えることが多くなったり体調がすぐれない時は、なかなか外の世界に目を向けることができません。
「外の世界をもっと気にしないと」と思った週末でした。

さて、10月9日・10日に行われた秋の高山祭では、多くの方に「ひだスマ」をダウンロードしていただけました。普段の7〜8倍でした。

観光客の方とたくさん話をさせていたただき、今まで気づかなかった観光の悩みを発見し、

また、ひだスマを視察に来たお客様からもいろいろな活用方法を提案していただけました。

自分たちだけでは気づかないことを、外に出て少し聞くだけで知ることができます。
「ひだスマ」の改善に取り入れるヒントがいっぱいでした。

ドラッカー先生の教え通りですね。(^ ^)

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未来はわからない、未来は現在とは違う

「未来についていえることは二つしかない。第一に、未来はわからない。第二に、未来は現在とは違う。」
(〜 ドラッカー入門 〜)

ドラッカー先生の未来予測は本当によく当たります。まるで予言者のように思える時があります。
ドラッカー先生は最高の未来学者と評されることもありますが、先生自身「自分は未来学者ではない」と言っています。

未来は誰にもわからない…
これがドラッカー先生の基本なのですが、ただ、現在起こっていることをよく観察すると必然的に未来に起こることが見えてくるというというのドラッカー先生の見方です。
有名な「すでに起こった未来」という言葉ですね。

未来を予測する人は少なくはありません。
私たちも日常の中で未来を考えることも、たまに当たる時もありますよね。(笑)

でも、ドラッカー先生は、
「たとえ誰かが予測したことが起こったとしても、世の中は、誰も予測しなかったことで、はるかに重大なことが、あまりに多く起こっている。つまり、予測という行為そのものに意味がない。」
と言っています。

↑この言葉、僕的には、「予測という行為そのものに意味がない」というよりは、「社会の変化を見逃さない意識の習慣化=予測の仕方」なのかなと、勝手に捉えています。(^ ^;;

すでに起こったことの帰結を見ること…
そこにはたくさんのイノベーションの機会がある…

10月1日に、新高山駅が完成しオープンしました。
昔の駅舎を懐かしむ声も多く聞かれましたよね。(僕もそのひとり)
昔の駅舎と最も違う点は、建物そのものが近代的になったことよりも、木の香りに包まれた飛騨らしい通路になったことよりも、駅の西口(白山口と命名)と駅東西自由通路ができたことだと思っています。

新しい駅が完成する前から、観光客(特に外国人)の姿が駅西側に見られるようになってきましたが、今後、駅東側と西側の人の流れはもっと多くなることが予測できます。きっと何らかの変化も起こるでしょう。

西口ができたことによって、これから、どんな「すでに起こった未来」が起こるのか、少し楽しみに観察しようと思います。

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